【卓話者プロフィール】
上智大学名誉教授・黒川由紀子老年学研究所所長。
臨床心理士、保健学博士(東京大学)。日本老年臨床心理学会副理事長。
20歳の頃から高齢者の話を聞くことを喜びとし、老人ホームに通っていた。修士論文のテーマは「高齢者の創造性」で、人間の創造性やアートに関心があった。大学病院、クリニックなどで、認知症、うつ病などの高齢者や家族の心理カウンセリング、グループセラピー、大学や寺で世代間交流プログラム等を実施してきた。高齢者の唯一無二の人生のものがたりを尊重し、聴き、分かちあう、回想法・ライフレビューの実践・普及に務めてきた。
著書:『ミモザ』(木楽舎)、いちばん未来のアイデアブック』(編著 木楽舎)、高齢者のマインドフルネス認知療法』(編著 誠信書房)、認知症の心理アセスメントはじめの一歩』(編著 医学書院)、回想法―高齢者の心理療法』(誠信書房)ほか。